2013年8月6日火曜日

【やま・さと応縁隊】中之条へ取材に行きました 第二回目

去る7月28日の日曜日、アートマネジメントゼミ3名が中之条町に第二回の取材に行きました。
これは、群馬県の事業「やま・さと応縁隊」の研究活動です。

「やま・さと応縁隊」とは
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群馬県は、県土の約7割が中山間地域です。
中山間地域には豊かな自然や様々な農産物の恵みがあるものの、過疎化や高齢化が進むなか地域活動が難しい状況となりつつあります。
そこで、群馬県では、中山間地域の活性化への道筋を探るため、平成24年度に「群馬県やま・さと応縁隊活動調査」をスタートしました。これは、大学生で組織された「やま・さと応縁隊」が地元住民と交流し、そこで得た経験を基に自由な発想で形に残すものです。
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今回焦点を当てたのは六合(くに)地区。前回からビエンナーレの会場が広がり、
この地区も加わりました。
赤岩地区に伺い、神社跡地での制作準備を行っている木村吉邦さんを訪ねました。
どんな作品に仕上がっていくのか、お話を伺いました。
 
              
こちらの神社跡地に出来上がる予定です!↓

 
 そして、すぐ近くの関さんのおうちを訪ねました。
関さんは養蚕のために建てられたお家に暮らしています。
そして赤岩重要伝統的建造物群保存地区ということで、年間相当な数のお客様が
いらっしゃるとか、日本だけでなく海外からも多数いらっしゃるようです。
おうちの中も見学させてもらいました。



 
↓関さん手作りの蓑を着せてもらいました。 貴重な体験です!
 
その後湯本家で展示をされる馬場恵さんにインタビューを行いました。
完成間近の作品もいち早く見れて、お話も聞けて充実した時間でした!


さらに、同じく湯本家で展示をするイギリス人のケイティーアームさんにもお話を伺いました。
英語が。。。話せたらもっとコミュニケーションとれたのにということでしたが、
作品の写真を見せていただいたりするうちに、
どんな想いで制作されているのかなど伝わってきました。
 ↓湯本家
 
その後、足を延ばして中之条町の方々の多くがおすすめする「チャツボミコケ」を観に行きました。
六合地区元山には鉄鉱石の鉱床があり、昭和41年(1966年)まで露天掘りによる採鉱が行われま
した。その露天掘りの窪み(俗称「穴地獄」)に自生しているのが「チャツボミゴケ」です。チャツボミゴケは酸性の水の流れる所に生育します。窪みの側壁からは鉱泉も湧き出ています。このように、広範に自生しているのは全国でも珍しく、本州では中之条町のチャツボミゴケ公園だけとのことです。
本当に苔が緑色に輝いていました。
もふもふっとした苔は他の場所ではみられないものでした。
 
 
こちらの取材をまとめた「ビエンナーレ通信 第二号」は8月20日ころ発行予定です。