2015年11月2日月曜日

西洋美術史実地研修2(第二回)

第2回(10月24日)は東京、渋谷の美術館に行ってきました。

午前中は「プラド美術館展――スペイン宮廷 美への情熱」(三菱一号館美術館)へ。
秋のやわらかな日射しに包まれて、集合時間までの談笑風景。
美術館入口前の中庭は、すっかり秋の雰囲気。
白いウェディングドレスとモーニングの花嫁・花婿さんが記念撮影に来ていて、二人の美しい姿に思わず見とれてしまいました。
さて、本日の最初の課題は「プラド美術館と3大画家について」。
エル・グレコ、ベラスケス、ゴヤは「スペインの3大画家」ともいわれます。画家たちの作品が本展覧会でも展示されています。

もちろん、三菱一号館美術館と設計者ジョサイア・コンドルについても勉強してきました。
前回見学した「アート オブ ブルガリ展」(東京国立博物館)の会場、表慶館を設計した東熊は、お雇い外国人コンドルのお弟子さんなんですね。東京駅の設計者である辰野金吾も同じ。数年前に修復された丸の内南口の円蓋も見て帰りました。
「モネ展」は大混雑でしたが、「プラド展」は待っていれば作品をじっくり見ることができて嬉しかったそうです。いい作品がそろっていましたね。

午後は「風景画の誕生」(Bunkamuraザ・ミュージアム)へ。

課題は「風景画について」。風景画は古代からありますが、ジャンルとして確立するのは17世紀オランダです。この展覧会では、ウィーン美術史美術館所蔵の所蔵作品で風景画の成立過程を見せてくれます。ボスの作品は「プラド美術館展」でも目玉の一つになっていましたが、ここでもまた出会えました。いい勉強になりますね。
渋谷での昼食は、事前にリサーチしておいて美味しいお店に行ってきた人もいたようです。Bunkamura前のスターバックスに入ったら、ちょうどコンサートをしていて、澄んだ歌声に心が癒され、私も優雅なひと時を過ごしました。他の人たちはどこへ行ってきたのでしょうか。

実地研修の後半は約1か月後に再開します。それでは、また次回!

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