2015年11月30日月曜日

芸術の現場から/藤岡洋さん(東京大学東洋文化研究所助教)

県民公開授業「芸術の現場から」(1125日)のゲスト講師は、藤岡洋さん(東京大学東洋文化研究所助教)。同大学や美術館・博物館等でデジタルアーカイブ構築に従事なさっています。
 今回のご講義のテーマは「UXデザインにいたるデザイン史とデータベースプリザベーションの関係」。

UXデザインって?
ユニバーサルデザインは知っているけれど?
そんな風に思った人もいるかもしれません。
UXとは「ユーザーエクスペリエンスUser Experience」の略で、「誰もが使いやすい」では終わらなくて、「使っていて楽しい」のがUXデザインなのだそうです。

データベース構築もデザイントレンドにあわせて考える。「使い手=作り手」のUX時代到来です。長生きデータベースのためのデザイン、といったところでしょうか。

美術館・博物館ホームページでも閲覧者のあまり意識しないところでデータベースが大活躍しているのですが、パソコン画面には直接登場しないデザインの現場で、どうしたらより効果的なデータベースが生まれ、そして育ち続けていくのかを常に考えている方の存在があってこそ、なのですね。
いつもとは異なる観点で「芸術の現場から」の授業をしていただきました。
日常生活とも結びついた、発展的なお話をどうもありがとうございました。

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