2016年4月29日金曜日

新入生研修行事(森美術館、歌舞伎座、国立西洋美術館ほか)

本学では毎年4月、新入生を対象とした研修行事を学科ごとに実施しています。
美学美術史学科では、

①本学科で学ぶ上での基本的な姿勢を理解すること
②学生間のコミュニケーションを図り、学生生活への導入を円滑にすること
③各自が美術館・劇場等を積極的に訪れる習慣を身に付けるきっかけを得ること

を目的として、東京都内の美術館などを二日に渡って見学する内容になっています。


都内のホテルで簡単なオリエンテーションを行った後、六本木の森美術館へ。

三年に一度の、日本の現代アートを特集する展覧会「六本木クロッシング」。今年は「僕の身体、あなたの声」というテーマで、多様な表現が集められました。


冒頭から登場する片山真理さんは近年大活躍中ですが、本学科の卒業生でもあります。やはり新入生の立場としては特別なインパクトがあったようです(写真上、下)。
他にも映像作品あり、参加型の作品あり、さまざまな手法とテーマに接することができました。

続いて銀座に移動し、歌舞伎座で四月大歌舞伎を見ます。
夜の部の演目は『彦坂権現誓助剣(杉坂墓所 毛谷村)』、そして夢枕獏原作の新作歌舞伎『幻想神空海 沙門空海 唐の国にて鬼と宴す』。古典的な歌舞伎と、新しい表現の両面を見ることができました。少し難しかったかもしれませんが、「伝統芸能」も決して立ち止まっているわけではないことを学べたのではないでしょうか?

ホテルに戻って一夜明け、二日目は上野へ。
まずは国立西洋美術館の「カラヴァッジョ展」と常設展示を見学します。
いくつかのテーマに沿った展示で、カラヴァッジョや同時代の画家たちの作品を間近で鑑賞。コントラストの強い光の表現、ダイナミックな肉体の表現、繊細な色彩などを堪能できました。
入場前には、西洋美術史の大野先生から
見どころの解説がありました。
毎年恒例、ロダンの地獄門の前で記念撮影をしてから、東京国立博物館へ。
日本美術史の塩澤先生による解説を聞いています。
今年はここで解散です。常設展示と、希望者は黒田清輝展も見ました。
みっちり詰まったスケジュールでしたが、きっと一人一人、今後の参考になることでしょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿