「舞踏」は1960年代に土方巽と大野一雄という二人の前衛的な舞踊家が作り出した独特のジャンルで(はじめは「暗黒舞踏」と呼ばれていました)、現在では世界的に知られるようになっています。大倉さんは舞踏のグループ「天狼星堂」で研鑽を積み、現在は単独で活動されています。
このような「イメージ」のメソッドなどを使った大倉さんの舞台の映像を見てから、土方巽による稽古の仕方を大倉さん自身が再現するデモンストレーションが行われました。
次の三つの写真は、「額から出た糸に引っ張られるイメージで前に歩く」デモンストレーションの様子です。
最後は大倉さん自身が舞踏を知るきっかけになったという大野一雄の映像を見て、レクチャーは締めくくりとなりました。お話と映像に実演が加わることで大変中身の濃い90分間となりました。