2014年11月17日月曜日

西洋美術史実地研修2

2回(118日)の研修では、二つの美術館に行ってきました。
Bunkamuraザ・ミュージアム(渋谷)と東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館(新宿)です。

気になっていた台風は日本に上陸せず、無事当日を迎えました。
台風といえば夏のイメージが強かったのですが、どうも最近はこの時期でも心配の種になりつつあるようです。

午前中に赴いたBunkamuraザ・ミュージアムの展覧会は、「夢見るフランス絵画――印象派からエコール・ド・パリへ」。

事前課題の発表風景。
前回の課題で「印象派」について調べたので、今回の課題は、展覧会の副題になっている「エコール・ド・パリ」と、今年出会う機会が多い「クロード・モネ」についてです。
会場では、作品を一点ずつ、じっくりと鑑賞することができました。勉強になりましたね!
東急本店前での信号待ち。なんだか楽しそう。
右のポールには、展覧会ポスターが見えています。
いやあ、ハロウィン飾りが終わったかと思ったら、
街はもうクリスマスですねえ。
午後の見学は、東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館の「印象派のふるさと ノルマンディー展 ~近代風景画のはじまり~」です。午前、午後と印象派でつながっています。
事前課題の発表風景(1階ホールにて)。
課題は、「ノルマンディー地方について」「風景画の歴史について」「アンドレ・マルローと美術について」。
ノルマンディーは、第2次世界大戦の「ノルマンディー上陸作戦」で有名ですが、美術と深いかかわりがある場所でもあるんです。
小説家であり、政治家でもあったアンドレ・マルロー(1901-1976)は、美術界の貢献者でもあります。ノルマンディー地方のル・アーヴルには、彼の名がついた美術館がありますが、今回の展覧会は、マルロー美術館の協力による開催とのことです。ちなみに、「印象派」の由来となったモネの絵画《印象・日の出》は、ル・アーヴルの港の風景を描いています。
展望回廊での集合写真。
曇天の空、うっすらとコクーンタワーの先端が見えています。
近代絵画を学ぶよい機会でしたね。
研修後のレポートでは、どの作品を選ぶのでしょうか。

それでは、また次回。元気にお会いしましょう。

2014年11月13日木曜日

16日にアートマネジメントゼミが富岡市産業祭に出展します

富岡市の産業の振興と地域の活性化に向けて、農林業・商業・工業の関係者と消費者が一体となり、活力ある住み良い街づくりを推進するため開催する「第9回富岡産業祭」が開催されます。

今年度やま・さと応縁隊として活動を進めてきた
アートマネジメントゼミが、産業祭に出展し、
地域の方々に活動の成果を伝えるとともに、
交流をします。

ぜひご来場ください。

期日

平成26年11月16日(日曜日)、10時から14時

会場

もみじ平総合公園

内容(産業祭)

  1. 農畜作物・特産物大即売会
  2. 消費拡大まつり(こんにゃく・牛乳・もち・焼き肉等無料配布)
  3. 農産物展示販売
  4. 商業販売促進(商店・物産品・菓子・名物販売会)
  5. 商業お楽しみ抽選会
  6. 工業製品展示(市内企業が製造している製品・加工品等の展示等)
  7. 各種体験コーナー(繭クラフト等)
  8. どうぶつ広場(群馬サファリ小動物ふれあいコーナー)
  9. その他イベント(育英短大「あばれん坊太鼓」等)
内容(県立女子大ブース)
①ぐるり富岡まるごと通信 配布
②まゆカードにメッセージを書こう
③ワークショップ「富岡産シルクミサンガを作ろう」
  • 時間:10時~14時 *材料なくなり次第終了
  • 定員:50名(先着順)
  • 参加費:無料
  • 所要時間:30分程度

2014年11月12日水曜日

玉村豊男絵画展の準備の様子

14日から開催される展覧会準備が行われています。
その様子をお知らせします。

大学内で学生作品以外の作品を展示することは稀なので、
緊張した面持ちで展示準備が進められています。

作品数も多く、見ごたえがありますので
ぜひ足をお運びください。


「第二回玉村流の暮らし方~食と旅」絵画展、講演会開催のお知らせ

玉村町と文学部美学美術史学科の実技ゼミ、アートマネジメントゼミ、芸術プログラム「芸術の現場へ3」の合同企画として、本学にて「第二回玉村流の暮らし方~食と旅」絵画展、講演会が開催されます。
イベント内容は以下の三つです。

・「玉村豊男作品展」

 食と旅をテーマに玉村豊男さんの絵画作品を展示します。
  • 日時:11月14日(金)~11月25日(火)9時~17時 *22日(土)は入試のため閉館
  • 場所:本学 実技棟ギャラリー
  • 観覧料:無料

・「玉村豊男講演会」

 エッセイスト、ワイナリスト、画家、農園主、ワイナリーオーナーなど多方面で活躍される玉村氏の食と旅にまつわる講演です。
  • 日時:11月15日(土)開演13時30分(開場13時00分)
  • 場所:本学 講堂
  • 観覧料:無料

・「たまむらカレー王決定戦~ぼく・わたしが考えるカレーコンテスト」

 玉村町の小学生が考えたたまむらカレーのイラストを円形広場に展示します。
  • 日時:11月15日(土)15時00分から(表彰式)
  • 場所:本学 講堂(表彰式)、円形広場(作品展示)

問い合わせ:

玉村町経営企画課 TEL0270-64-7711
*詳細は広報たまむら2014年11月号(PDF:外部リンク)にも掲載されています。
「第二回玉村流の暮らし方~食と旅」のチラシ(PDF1.9MB))
「第二回玉村流の暮らし方~食と旅」のチラシ

2014年10月27日月曜日

在学生が展覧会に出品しました

絵画ゼミ4年生が展覧会に出品しましたのでその様子をお知らせします。
 
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「ART POINT Selection」とは、ギャラリーが選出した若手作家を集めた展覧会です。
年6回開催されるSelection展の最後を飾るのが、この「ART POINT Selection Ⅵ」です。
本展覧会は、それぞれ異なる趣を持つ3名の作家によるグループ展となっています。

展示名 ART POINT Selection Ⅵ
会期  2014年10月6日(月)~11日(土)
時間  12:30~19:30(最終日17:00まで)
会場  GALLERY ART POINT
〒104-0061
東京都中央区銀座8-11-13 
エリザベスビルB1F
GALLERY ART POINTさんのWeb(http://www.art-point.jp/
出品者 若杉真魅Web(http://www.mamiwakasugi.com/index.html
 




 

2014年10月23日木曜日

西洋美術史実地研修2

後期授業「西洋美術史実地研修2」が始まりました!
前期末の事前説明会、10月初めの第1回事前指導と準備段階を踏んで、いよいよ第1回研修となりました。

 第1回(10月18日)は、国立新美術館(六本木)へ。「オルセー美術館展」「チューリヒ美術館」の美味しい二本立て。
本日快晴。先週の台風とぶつからなくてホッとしました。

美術館正面入口。「チューリヒ美術館展」のリズミカルな看板。
集合時間前のひととき。
展覧会ポスターを眺めながら、楽しげに会話も弾みます。
事前課題の発表風景。
一人ひとりがオルセー美術館(フランス、パリ)や印象派について調べてきました。
ふ~ん、オルセー美術館には1848年から1914年のフランスを中心とする作品がコレクションされているんだ。印象派の作品が多いのにはちゃんと理由がある。それに、駅を改修して美術館にするなんて面白い発想・・・なんて考えながら調べていたのかな?
チケット購入の待ち時間。おしゃべりに花が咲きます。

「オルセー美術館展」閉幕まであと残り2日の土曜日でしたので、会場内はかなり混雑していました。
人々の間を縫うようにして作品の前へ。有名な絵画が目白押しでしたね。

「チューリヒ美術館展」入口付近での集合写真。
スイスと日本の国交樹立150周年を祝うイベントのひとつがこの展覧会。
チューリヒ美術館やスイスの画家たちについて下調べをしてきました。学生たちによく知られているスイス出身の画家は、やはりクレーでしょうか。前期授業では「ヴァロットン展」(三菱一号館美術館)に行きました。後期授業では「ホドラー展」(国立西洋美術館)も訪れる予定です。

研修の後は、作品をひとつ選んでのレポート提出。さて、どの作品が一番印象深かったのでしょうか。

研修は全部で回。皆が元気に集まれますように。

芸術の現場から~群馬県立館林美術館学芸員神尾さんにお話をしていただきました

10月22日の芸術の現場からでは、
群馬県立館林美術館の学芸員、神尾玲子さんに
お話をしていただきました。

今回は、神尾さんがご担当された夏の企画展「夏休み!いきもの図鑑」の
展覧会ができるまでというお話を伺いました。
展覧会の概要、展覧会開催までの準備期間に行われたことなど、
学芸員のお仕事内容について知る機会になりました。
各出品作家さんの調査や、展覧会の様子、そして
実際に展覧会開催までに作成するチラシやポスターが
どうやってできていくのか、
作品の運搬などについても、初めて聞くお話が
たくさんあり、とても充実した時間になりました。

どうもありがとうございました。