ゲストをお迎えしての二回目の「芸術の現場から」では、
群馬県民ならだれもがその存在を知り、子どものころから触れてきた
群馬交響楽団の音楽主幹 上野喜浩さんにご講義をいただきました。
上野さんのお仕事は楽団全般のマネジメントで、裏で楽団を支えるキーパーソンとなる方です。
楽団員や事務局の調整、演奏会の日程、曲目、演奏会のバリエーションを考えていったり、
広報活動や新たに楽団を知ってもらう様々な戦略を企画し、実践されています。
音楽を愛し、おおらかなお人柄で、これまで墨田区や京都での
ご経験も踏まえ、群馬で三年目の春を迎えました。
ご講義では群馬交響楽団と地域とのかかわりについて最も
重点的に触れた後、日本の様々な楽団についてデータを惜しげもなく
みせ、お話を進めてくださいました。
学生たちは必死にメモを取る姿も・・・やはり数字になっていると
楽団の立ち位置や強みが分かりますね。大変勉強になりました!
ご講義の途中では群響の動画もたくさん紹介してくれました。
NHK前橋放送局開局90年の節目に作られたテーマ演奏(ほっとぐんま630)や、
若手楽団員が伊香保を楽しみながら、演奏し、群馬の魅力を発信する動画も紹介してくれました。
https://www.youtube.com/watch?v=KFDIUnfTgZg
草津Verもあります!
https://www.youtube.com/watch?v=0Fa-vfhIGF8
最後はゆったりと時間を取っての質問タイム。
オーケストラに参加している学生や、つい先日の定期演奏会を聴きに行ったという学生もいて、質疑応答は大変盛り上がりました。
県民の方で聴講された方も、
「群響の舞台裏のお話を聞けて本当に良かった。また演奏会に行くときに
視点が変わりそう」と大変満足な様子でした。
今年もシーズンは始まったばかり、様々なコンサートが予定されています。
これからも多くの方に音楽を通して感動を届けてください!
上野さん、ありがとうございました。