2020年6月17日水曜日

道の駅 ららん藤岡 × 美学美術史学科絵画ゼミ プロジェクト

道の駅  ららん藤岡の館内に「ミニ埴輪庭園」がこの春オープンしました。
藤岡は、古墳があり、埴輪、土器などが出土されたことでも有名です。
出土された一部の土器や埴輪などのレプリカを、
この庭園に展示しています。
2018群馬HANI-1(はにわん)グランプリで優勝した「わらう埴輪」もあります。

昨年度、ららん藤岡から依頼され、絵画ゼミが取組んでいたプロジェクト。
庭園の背景の壁(高さ約2m 幅約15m)の原画をゼミ生が複数案、制作。
その中から選ばれたデザインが、施工されました。
タイトルは、「flowering」
藤岡市の花である藤と冬桜がモチーフ。
タイトルの「flowering」には、開花・隆盛などの意味を込めました。
また案内板のデザインも同時制作。
その中には、ららん藤岡のオリジナルキャラクター「ららんちゃん」を
「埴輪ららんちゃん」「冬桜ららんちゃん」として学生がデザインし
登場しています。

ミニ埴輪庭園の案内

              全景です。パッと目を引きます
なんとも癒される「わらう埴輪」

            他にもたくさんの埴輪があり楽しい!
                         休憩スポットとして多くの人が訪れるららん藤岡です

道の駅  ららん藤岡とは、冬を彩るイルミネーションのデザインなどでも連携しています。

是非一度、
青空の下での色あざやかな壁画を見に、
お出かけください!


2020年2月28日金曜日

アートまつり中止のお知らせ

先日こちらのブログでも紹介した
群馬県立近代美術館のアートまつり(3月1日開催)は中止になりました。

以下、美術館HPより

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため
2/27~3/26までの期間に開催されるイベントを
中止いたします。


2020年2月7日金曜日

公立四大学事例発表会にデザインゼミが参加します。

高崎市では、産学官連携を促進させると共に、大学生の地域貢献活動や新たなビジネスアイデアの展開を広く紹介し、地域経済の活性化、また地域産業の振興に貢献することを目的とした、大学連携事例発表会を開催しております。
今年度も、学生が地域の課題解決に係る産学共同研究や社会貢献活動についての事例を発表いたします。

群馬県立女子大学からは本学科デザインゼミが参加します。
今回は、 1、デザインマッチング[(有)イシノ、(有)中村染工場] 2、群馬県立歴史博物館チラシポスターデザイン(大新田氏展/ハート 形土偶大集合) 3、前橋商工会議所(前橋まつりポスターデザイン他)の三つの取り組みを発表します。

外部の方も聴講いただけます。
どうぞ足をお運びください。

詳しい日程などは以下↓

公立大学連携事例発表会

日時

令和2年2月20日(木)午後1時~4時30分

発表大学

群馬県立女子大学、前橋工科大学、高崎経済大学

場所

高崎市産業創造館 多目的ホール(下之城町584-70)

定員

100名(先着順)参加は無料です。

対象者

企業の経営者・社員の方 、大学関係者・学生、市民

申込方法

2月18日(火)までに産業創造館内 産学官連携室へ

アートマネジメントゼミ生が美術館アートまつりに参加しました

1月26日(日)に群馬県立近代美術館で開催された美術館アートまつりに
アートマネジメントゼミの3、4年生6名が参加しました。
今回は「かさぶくろロケット☆彡」を作りました。
雨の日のスーパーでよく見る傘袋を使って、シールや
スズランテープを貼って、オリジナルのロケットを作りました。
美術館内のながーいギャラリーで飛ばして遊んだり、
学生が作った惑星のフォトスポットで撮影をしたりと
参加者は思い思い楽しんでいました!

この日は入り口にアートまつりの目印が!

続々とお客さんがやってきます。受付で材料を選びます。
 
自由にシールを貼ってオリジナルロケットを作ります。
学生もお話をしたり、アドバイスをしたり交流を楽しみました。

             完成したらギャラリーで飛ばします!
     みんな夢中で飛ばして遊びました!ゆるやかにふわふわと浮かぶので
               子どもたちは大はしゃぎ!
今回の企画を考えた三年生のゼミ生たち。記念撮影

2020年2月3日月曜日

「芸術の現場から」(県民公開授業) 国立西洋美術館の飯塚隆先生による御講義

リレー講座の第14回(最終回、2020.1.28)は、国立西洋美術館の飯塚隆先生にお越しいただきました。

飯塚先生は国立西洋美術館の主任研究員で、収蔵作品の管理や調査研究、展覧会企画に従事なさっています。主な展覧会に「大英博物館 古代ギリシャ展」(2011)、「橋本コレクション 指輪」(2014)、「黄金伝説展 古代地中海世界の秘宝」(2015)、「ミケランジェロと理想の身体」(2018) があります。


今回は「展覧会の作り方」というタイトルで、学芸員の立場として、「作り手の観点から展覧会を見る」ポイントを教えてくださいました。

「指輪」展のチラシ(左)とポスター(右)

彫刻作品と深い関係のある幾何学的なデザイン

「指輪」展や「ミケランジェロと理想の身体」展を例に、チラシやポスターから展覧会会場のディスプレイ、演示具、キャプション、照明に至るまで、どのような工夫が凝らされているのか、様々なお話をうかがいました。作品そのもの以外にも見るべき点が多くあることに気づくことができました。

「指輪」展の会場風景


学生からの感想や質問もあり、解説していただくことでさらに理解が深まりました。

国立西洋美術館では、東京オリンピックを記念した展覧会「スポーツ in アート展―ギリシャ彫刻×印象派の時代」が7月に開催されます。飯塚先生は、現在、その準備をなさっているそうです。いったいどのような展覧会になるのか、今から楽しみです。

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2019年度「芸術の現場から」は、これで終了です。
様々な分野の方々から、貴重なお話をたくさん伺いました。
講師の先生方をはじめ、ご支援、ご協力くださった皆さま、どうもありがとうございました。

「芸術の現場から」講師一覧、スケジュール
https://www.gpwu.ac.jp/dep/lit/art/schedule.html

2020年1月31日金曜日

「芸術の現場から」(県民公開授業)   照明家の中山奈美先生による御講義

リレー講座の第12回(2020.1.14)は、照明家の中山奈美先生にお越しいただきました。

中山先生は、1996年から劇団文学座の照明部に所属して活動してこられ、現在は独立して、現代演劇・ダンスの上演で照明を数多く手がけられています。時代の先端を切り開く若いアーティストたちからも厚く信頼される舞台照明家です。


今回は、「舞台照明:光を見ることについて 『Liminal Air』大巻伸嗣さんとの仕事から」というタイトルで、「横浜ダンスコレクション2019」の作品を中心にお話してくださいました。

現代美術家の大巻伸嗣さんの「Liminal Air」シリーズは、布を用いたインスタレーション作品で、大型の薄い布が光や風を受けて空間を漂います。横浜ダンスコレクションでは、イスラエル出身の振付家・ダンサー、エラ・ホチルドさんによる作品『Futuristic Space』の舞台で『Liminal Air Space - Time』が融合しました。数千年後の未来、大災害が起こった後の人類の姿を表現しています。

『Futuristic Space』の舞台映像

その作品の照明を担当なさったのが中山先生です。
永遠の時間軸をもつ「リミナルエアー」が漂うなか、照明は数千年後の未来の光を演出します。イメージを膨らませるため読書などリサーチを行い、照明のプランニングでコンセプトを固め、綿密な計算のもと図面に起していきます。
今回は、光源が見える劇場で、あえて光源の見えないスポットを作ることに決めたそうです。大きな布の下で踊るダンサーたちが見えるように、さらに布も映えるように、二重の効果を狙った照明となりました。布が設置されたら照明機材の修正はできないという難しさもあったそうです。光を生み出すためには緻密な計算も必要であると知り、驚きを覚えました。また、ステージの映像を見せていただいて、魅惑的で幻想的な照明に思わず息を呑みました。

『Futuristic Space』舞台映像

中山先生は、昨年秋のカネボウ化粧品による上海でのイベント「freeplus×HEBE×大巻伸嗣」の照明も担当なさいました。布が宙を舞い、ピアノやダンスのステージが展開されます。「光は当てたいところだけに当てる」ように、色彩効果も考慮しながら会場全体の照明をデザインなさいました。クラゲのように布が舞い、光の効果でこれほどまでに異なる空間が出現するのかと、圧倒されました。

「freeplus×HEBE×大巻伸嗣」照明の準備風景

照明の図面や機材の設置風景の映像も見せていただき、作品を作り込んでいく過程も学ぶことができた貴重な機会となりました。



今年の横浜ダンスコレクションでは、国際共同ビデオダンス作品『ON VIEW: Panorama』(振付・演出・映像:スー・ヒーリー)の制作に参加なさっています。照明デザイナーは香港から来日し、先生はオペレーターとして関わられるそうです。
この作品では、どのような光を演出なさるのでしょうか。心が躍ります。

『ON VIEW:Panorama』
会場:横浜赤レンガ倉庫1号館
公演日時:2020/01/31~02/02
ウェブページ:http://yokohama-dance-collection.jp/program/program01/

『Futuristic Space』映像資料提供:
横浜赤レンガ倉庫1号館[公益財団法人横浜市芸術文化振興財団]

「freeplus×HEBE×大巻伸嗣」映像資料提供:大巻伸嗣スタジオ

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2019年度「芸術の現場から」 2019年10月~2020年1月
火曜 16:20~17:50 群馬県立女子大学 2号館2階 CALL2号教室にて
スケジュールはこちらをご覧ください。
https://www.gpwu.ac.jp/dep/lit/art/schedule.html

2020年1月29日水曜日

県女アワード開催中!

今年で11回目を迎える県女アワードが開催中です。
実技ゼミ(絵画、デザイン)の卒業・修了制作が実技棟で展示されています。
学生や教職員をはじめ、大学関係者の投票で、
上位3作品が来年度の1年間、学内に展示されることになります。

学生にとって、集大成の作品が展示されています。

みなさま、どうぞご高覧ください!