2011年11月7日月曜日

三菱鉛筆の群馬工場見学


2011年11月7日(月)13:00〜15:30
群馬県藤岡市にある三菱鉛筆株式会社の三菱鉛筆工場の見学を実施しました。
参加したのは美学美術史学科の学生[日本画受講生・CG上級(特殊研究)・絵画ゼミ]合計20名と教員4名です。
三菱鉛筆が出来る迄のプロセスや鉛筆の歴史、素材などを知ることができました。また、カラーペンなどの製作行程を実際に見学し、今迄何気なく使っていた筆記用具の製作にはかなりの行程がある事がわかりました。参加した学生たちの今後の作品制作に、良い影響を与える事ができた見学会でした。
 三菱鉛筆株式会社ホームページ http://www.mpuni.co.jp/

2011年10月10日月曜日

芸術の現場へ3:「灯籠宵まつり」に参加

「まちづくり玉村塾」による「灯籠宵まつり」は、玉村八幡宮の人形供養(人形感謝大祭)とあわせて毎年10月に行われているものです。 ペットボトルを再利用した手作りの燈籠は、その数2000個以上。日が暮れるとともに幻想的な風景が浮かび上がってきます。
町の名前の由来である"龍の玉"にちなんだ「龍舞衆」のパフォーマンス、「上州雅楽会」による雅楽なども奉納されました。
参考URL: 玉村八幡宮 人形供養(人形感謝祭)について
http://www.tamamurahachimangu.net/doll.html

2011年9月28日水曜日

絵画ゼミ学外活動 —2011年度自律学修報告—

「東京銀座画廊巡り」 
2011年9月27日(火)に、絵画ゼミ生16名(院生〜3年生)で、銀座の画廊をグループにわかれてまわりました。 多くの画廊が混在する銀座、京橋エリア。画廊により、とりあつかう作品もさまざまです。個展やグループ展を見ながら、 創作意欲の沸いた学生や、近い将来の自分を思い浮かべている学生も多くいたようです。

晴海トリトンスクエア「神話の広場」で記念撮影
2001年にオープンした晴海トリトンスクエア、3棟の高層ビルと低層階に設けられた商業スペースから成り立っています。「神話の広場」はその低層階にある25m×15mの巨大な天井画です。イタリア人ルイージ・ゲーリ氏とともに制作しました。(山崎)
実際に先生の作品を見る機会が少ないので、楽しめて見ることができた。壮大な作品でした。

築地の場内
晴海からバスで築地に移動、東京の台所を見学。
お昼を過ぎていたので、もう片付け作業になってしまっていましたが、雰囲気を堪能してきました。近くで新鮮なネタのお寿司もいただきました。

奥野ビル
新しいビルが建ち並ぶ東京銀座にとって、異質な存在の奥野ビル。
さまざまな人たちが建物の魅力に惹かれ集まってきます。画廊が多く存在するビルでもあります。
ここを見るだけでも様々な世界観が味わえます。

奥野ビルのポスト
今何の展示があるのか分かるように、ポストにDMが貼ってあります。 こんなにたくさんの展示が開催されていることにまず驚きました。このポストの姿も何かの作品のようでおもしろいです。

作家:高橋恒道氏の個展
階段の下に設けられた画廊。
通常なら倉庫として使うようなスペース、ここで高橋恒道氏の個展が開催されていた。
腰をかがめることで目線が作品に近づく効果があったような? 力のいる体勢になりながらも近くでじっくり見てきました。

奥野ビルのレトロなエレベーター
今何階? 針が動くタイプのレトロなエレベーターでついつい使いたくなります。 先にエレベーターで上の階まで行って上の階から見ていくか、下の階から見ていってエレベーターで一気に降りようか…


作家:伊藤三恵子
真っ白で静かな空間にゆったりとした感じの作品を鑑賞。まるで異空間にいるようでした。展示の空間づくりを肌身で感じました。

作家:奥西希生
みゆき画廊での奥西希生氏の個展風景。
奥西氏は、漆による作品を制作しています。モチーフは、動物などが多いようです。
漆はアレルギーを起こす人もいるため、幼い頃から漆を食べて耐性をつけることを知り、まず驚きました。
どの作品も写実的でいきいきと表現され、その一つ一つに魅了されました。 私たちは絵画ゼミですが、こういった立体作品からも刺激を受けました。 また、絵画と立体とで表現方法は違いますが、奥西さんに作品についてお話を伺っているとどこか共通点があるようにも感じました。

作家:奥西希生

鼠をモチーフにした繊細な作品。かわいいとゼミ生から評判の作品。360°じっくり鑑賞しました。

和光のディスプレイの前で
グループにわかれて画廊めぐりをしていた学生の集合場所として指定していた和光のディスプレイ前。
だいぶ陽が傾き、華やかな銀座のネオンがともる前に、全員が集まったところで集合写真を修学旅行生気分で撮りました。各々余韻を残しつつ解散…

2011年9月11日日曜日

2011年度日本美術史実地研修1

9月7日〜10日、毎年恒例の日本美術史実地研修旅行が実施されました。
毎年9月上旬、3泊4日の日程で京都の寺院を中心に、日本美術を集中して鑑賞する「日本美術史実地研修旅行」が実施されています。京都は、仏像や障壁画の宝庫。それらを間ぢかに観察し、鑑ることは、美学美術史学科では、大切なカリキュラムの1つです。 他にも日帰りで東京の美術館等を訪れる「西洋美術史実地研修」があります。

スケジュール
9月7日  東寺 広隆寺 法金剛院
9月8日  平等院 三十三間堂 養源院 智積院 京都国立博物館 祇園
9月9日  妙心寺法堂 隣華院 二条城 相国寺承天閣美術館(座禅体験)
9月10日  金地院 南禅寺 細見美術館

1日目
東寺
1日目最初のお寺。東寺の五重の塔は、京都のイメージ!って感じですね。
法金剛院
定朝様の阿弥陀如来がある法金剛院。庭一面に蓮の池が広がっていたのが印象的でした。
法金剛院
蓮の花の時期は逃しましたが、蚊の絶賛活動期に当たってしまいました。
平等院
鳳凰堂の内部の見学ができました。
実物の阿弥陀如来座像は、写真で見るものより威厳がありました。
阿修羅
平等院に来て、なぜか阿修羅のポーズ。

2日目
宇治川
平等院の近くにある有名な宇治川、宇治橋。
宇治抹茶を使ったグリーンティーが美味しかったです!
養源院
血天井が有名な養源院にて先生の説明を受ける。
智積院
2日最後に訪れた智積院。先生が長谷川等伯の障壁画(展示は複製)を説明しているところ。「桜の図」「楓の図」など長谷川一門が桃山時代に描きました(国宝)。
智積院
日本庭園を一望できる縁側に座って、みんなでしばらくのんびりとしました。

3日目
二条城
夏の蒸し暑さがぶり返した3日目。庭園の水音で涼をとりつつ、鴬張りの廊下を歩いて城内をゆったりと見て回りました。
相国寺
座禅初体験。みんなピシピシいい音をだして、たたかれました。もちろん承天閣美術館で鑑賞。
祇園
夜の自由行動で祇園に。八坂神社のライトアップは壮麗でした。

4日目
南禅寺・琵琶湖疏水周辺
研修中に流行った「泣き弥勒っ☆」のポーズで。
金地院の庭
金地院の鶴亀の間からながめるお庭。
庭の石木が鶴と亀に見えるには修行が必要そうです。

2011年4月8日金曜日

2011年度新入生オリエンテーション

4月7日、新入生オリエンテーション行事が行われました。
毎年4月上旬、学科内での親睦を深めるため「新入生オリエンテーション旅行」が実施されています。 例年は、東京都内での舞台鑑賞(歌舞伎など)や、上野を中心とした美術館巡りが主な内容ですが、今年度は震災の影響で予定を変更。学内での催しとなりました。

10:30 集合     実技棟デザイン室に集合
10:45 スタート   教員紹介
             新入生の自己紹介
12:00 昼休み    春の庭へ移動し、高崎名物だるま弁当でお花見
13:00 学科紹介   美学・美術史・実技を紹介
              ・日本美術史<講義~仏像~>
              ・西洋美術史<海外調査・研究テーマ紹介>
              ・美学<映像鑑賞>
              ・実技<ワークショップ~凧プロジェクト~>
                ※凧制作後、円形広場にて凧上げ
16:00 ティーパーティー  上級生達との交流
16:50 終了
美学美術史学科教員の自己紹介。新入生の前で先生方もけっこう緊張しているような…。
新入生による自己紹介。全国各地から、さまざまな学生が集まっています。
自己紹介の後は、学内の「春の庭」で昼食。桜は満開、天気もよく、お花見モードです。
だるま型の赤い器が強烈な、高崎名物「だるま弁当」をみんなで食べました。
〔日本美術史〕奈良時代のオーソドックスな仏像から平安初期の意図的にプロポーションを歪めた仏像まで、仏像の講義です。
日本古来の仏像の多様な造形を紹介。
〔西洋美術史〕大学院生、4年生による研究テーマの発表。大野先生による海外調査に関する発表。
古代ローマ美術から印象派まで、バラエティに富む発表が行われた。
〔美学〕武藤先生セレクトのダンスの映像を鑑賞。かなりインパクトがあったようです。
美学ゼミの新4年生と大学院生が、ビデオの感想をむりやり言わされているところ。各自の研究テーマや、授業の内容についても話してもらいました。
〔実技〕実技ゼミ生が、春休みに参加予定だった玉村春祭りの参加イベント 「~お魚の凧づくり~玉村の空をみんなの海にしよう!!」を行う。まず新入生、教員に魚シールを釣ってもらう。
釣った魚シートを白い凧に貼り、円形広場で凧あげ大会。
凧上げ終了後、ティーパーティ。上級生と新入生が歓談。