2020年10月30日金曜日

西洋美術史実地研修に行ってきました

10月17日、後期授業「西洋美術史実地研修2」で大学付近の美術館の見学に行きました。あいにく一日中雨となりましたが、予定通りの実施となりました。 

最初に訪れたのは、群馬県立近代美術館です。
 

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、各自、受付を済ませてからレクチャーを受けました。学芸員の佐藤聖子さんが美術館の沿革や建物、また運営や展示方法、コレクションについて詳しく説明してくださいました。


コロナ対策とのことで講堂でのレクチャーとなりましたが、講堂も見学できて貴重な機会となりました。また、佐藤さんが携わっていらした「神話の世界」展(2020年2月8日~3月22日)の開催中に、コロナ対策のために休館となった際の対応についてもうかがうことができて、さらに深い学びとなりました。

その後、モネやルノワールなどの西洋近代美術を中心に作品を鑑賞し、開催中の展覧会「佐賀町エキジビット・スペース 1983–2000」も見学させていただきました。

次に訪れたのは、高崎市美術館です。


展覧会「4つの革命 ― オーブリー・ビアズリーからサルバドール・ダリまでは、19世紀末から20世紀初頭にかけて欧米の美術界に起こった革命をテーマにしています。見学前に公民館の一室でレクチャーを受けました。


学芸員の柴田純江さんが、展覧会のコンセプトや見どころについて分かりやすく説明してくださいました。西洋美術史の概説書を読んで予習してきた内容が、より具体的に、そしてより鮮明になって頭の中に入っていきました。

見学準備が整ったところで展覧会へと向かいました。美術館の館内は、コロナ対策のため人数制限が行われていました。間隔を十分に保ちつつ、作品一つ一つをじっくりと鑑賞することができました。

今回の見学実習では、美術館や展覧会を見学するのみならず、学芸員の方々にレクチャーもしていただけて、とても学び多い一日となりました。
ご講義くださった学芸員の方たちをはじめ、美術館スタッフの皆さま、どうもありがとうございました。