いよいよ第4回(最終回)の実地研修となりました。
午前中は「ティツィアーノとヴェネツィア展」(東京都美術館)。
第1回が「ヴェネツィア・ルネサンス展」(国立新美術館)だったので、この研修を締めくくるのにぴったりの展覧会です。
事前学習の課題は、「ティツィアーノの生涯と作風について」と「ティツィアーノが描いた《ダナエ》について」。
看板にもなっている《フローラ》も重要ですが、ミケランジェロが見てコメントしたという《ダナエ》は、フィレンツェの素描派とヴェネツィアの色彩派を語るのに最適な作例です。
この日は天候に恵まれ、春の陽気の中、上野公園を歩いていきました。
カンザクラも咲いています。
午後は「ラスコー展」(国立科学博物館)へ。
「西洋美術史概説」の授業は、まさにこの後期石器時代の洞窟絵画から始まります。
事前学習課題は「旧石器時代の美術について」と「ラスコー洞窟とその壁画について」。
「美術」とは何か、これを考えるとてもよい機会です。
いつも見学する美術館とは異なる展示方法を見学する貴重な機会にもなりました。
さあ、これで今年度の授業も終わり。
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