NPO法人映画保存協会代表の石原香絵先生にお越しいただきました。
今回は「映画資料のためのミュージアム――ICOM京都大会(2019)に向けて」というタイトルで、現在進行形の活動内容を紹介してくださいました。
ICOM(イコム)は、International Council of Museums(国際博物館会議)の略称です。1946年に設立されたNGO(非政府機関)で、テーマごとに30の国際委員会、地域連盟、関連団体等が組織されています。
石原先生は、その中のAVICOM(アヴィコム)「視聴覚、新技術、ソーシャルメディアの国際委員会 International Committee for Audiovisual, New Technologies and Social Media」のコンタクトパーソン(窓口担当)として、日本と世界をつないでいます。
3年に1回、世界各地で大会が開催されますが、次回の開催地は京都です。プロモーションビデオも見ながら、その取組みの様子をうかがいました。
海外では数多くみられる大規模な映画博物館が日本ではまだあまり整備されていない現状や、京都大会をきっかけとした普及活動についても教えていただきました。
被災した映像資料の救済を呼びかける映画保存協会のチラシも配布されました。
このチラシは、次回講師の一人、小森はるか先生によるデザインです。
今回の授業では、国際的な視点から、また博物館という枠組みにおいて、映画・映像資料の位置づけを学びました。
石原先生、まさにホットな現場の話題をどうもありがとうございました。
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