芸術の現場から、講師の先生をお迎えしての講義は2回目となる4月23日。
毎年県内の美術館でお仕事をされている方に来ていただいていますが、
今回は太田市美術館・図書館の学芸員、矢ケ﨑先生にお越しいただきました。
そして公開講座ということもあり、たくさんの県民の皆様も聴講にいらっしゃいました。
まずは矢ケ﨑先生が、こちらでお仕事をされるまでのプロフィールをいただきました。
以前は長野県の美術館にもご勤務されていたことや、
大学では美学を専攻していたことなど、本学の学生にもつながる部分があり
とても興味深かったです。
今年開館10周年を迎える施設は、全国でも珍しい図書館と美術館の複合施設です。
館が出来るまでの道のりや、施設内の様子、建築そのものにも触れ、
そのお話を聞いただけでもみんなわくわくしていってみたいと思える様子でした。
つぎは、展覧会が出来るまでのお話を、ご自身が担当された
「原倫太郎+原游 バベルが見る夢」(2025年11月~2026年1月)
をもとにいただきました。
この展覧会は、らせん構造を持つ同館を「バベルの塔」に見立て、絵画の浮遊や映像の反復など、重力や時空をテーマにした没入型の体験空間を作り上げたものとおっしゃっています。
展覧会の開催に足るまでのプロセスを詳細に紹介していただき、
以前から作家のリサーチを行ったうえで、約一年前から準備をされていたと述べられていました。経緯を詳しく聞くことで、展覧会を見るだけではわからない
準備の大変さ、交渉の様子、学校連携の打診や調整、広報戦略、カタログ執筆、関連事業の実施などがよくわかりました。こんなにもたくさんの仕事があるとは!と
学生もびっくりすると同時に、学芸として働くにはどんなスキルが必要なのか
考えさせられました。
最後は質問タイム。学生から活発な質問があり、
真摯にお答えいただきました。
矢ケ﨑先生の永寧なお仕事ぶりをご紹介いただき、
現場の声を聞くことで、大変実りのある講義となりました。
このように、現場の皆さんの多大なる努力で展覧会は出来上がっていくのです。
ぜひ、そのような中で開催されている多くの展覧会を皆さんに見てほしいです。
矢ケ﨑先生、ありがとうございました。

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