2016年11月14日月曜日

「西洋美術史実地研修2」第3回



3回目は六本木と上野。
この授業では珍しく、3か所を見学するという強行軍でした。
湘南新宿ラインは遅延するし、全員集合まで何かと時間がかかりました。
お天気に恵まれたのは幸いでした。

先着組とクモのオブジェ。朝はまだ風が強くて少し寒い…。

さて、最初は「マリーアントワネット展」(森アーツセンターギャラリー)。
フランス革命で断頭台の露と消えたフランス王妃の物語。
団体が3つも入っているという時間帯で、かなり混雑していましたが、
ヴェルサイユ宮殿監修とあって、それは見ごたえのある展覧会でした。

ミュージアムコーン(美術館入口)の向かいで事前学習の発表。
課題は、マリー・アントワネットの生涯、ヴェルサイユ宮殿、そして王妃が好んで肖像画を描かせた女流画家ヴィジェ・ルブランについて。
ル・ブラン以外のも、これだけマリー・アントワネットの肖像画をずらりと見られるなんて、西洋美術史的にも必見です。

 
2つの展覧会のポスター]

次は上階の「芸術と宇宙展」(森美術館)へ。
およそ宇宙、天体に関わるものなら、古今東西問わず何でも、という多角的な展示に圧倒されました。
本学の別の授業「芸術の現場から」では、10月に森美術館館長の南條史夫先生にお越しいただいて、ご講義していただきました。そのご縁で、本授業でもこの見学が実現しました。


六本木ヒルズでは、クリスマスの準備中でした。
昼食も早々に上野へ。


JR上野駅の建物を横切れば、オッと、ぐんまちゃんが! 
各自移動で現地集合だったから、他に見た人はいたかな~?

 「クラーナハ展」(国立西洋美術館)


美術館向かいの東京文化会館をお借りして、事前学習の発表。
課題は、ルカス・クラーナハ(父、1472-1553年)と北方ルネサンス美術について。
クラーナハは、ドイツの宗教改革者マルティン・ルターの肖像画を描いた画家といえば、ピンとくるでしょうか。
妖艶な主人公たちを描いた神話画、宗教画も、たっぷりと鑑賞できます。デューラーとの比較はわかりやすく、また現代作家の作品をまじえた展示が斬新でした。

実地研修はあと1回。年明けです。
寒い季節、元気にあったかく過ごしてください。



0 件のコメント:

コメントを投稿