2013年9月2日月曜日

日本美術史実地研修 in Kyoto!  (その一)

美学美術史学科では、例年、日本美術史実地研修として、夏休み中を利用して三泊四日京都の旅を行います。 初日お昼にそれぞれの手段(新幹線あり、夜行バスあり、青春18切符あり)で京都で集まります。今年の研修は、前半は仏像めぐり、後半は障壁画めぐり。
ということで、まずは平安京の護りとして作られ、後に弘法大師・空海に与えられた古刹・東寺から始まります。 見どころはもちろん五重塔と立体曼陀羅。
観光旅行ではなく授業の一環なので、先生の見守る中、事前に用意したレジメを元に学生の現地発表が行われます。皆、真剣に聞いています。
その後、広隆寺で弥勒菩薩像ほかを見、法金剛院で阿弥陀如来座像、十一面観音坐像。今日は仏像巡りです。 もちろんいずれのお寺でもまずは発表と榊原先生の解説つき。
暑い京都の寺社巡りは大変ですが、作品を実地に見ながら、見どころを聞きながらの鑑賞は他の旅ではなかなか味わえないものです。 仏像巡りの旅はまだまだ続きます。
次は一路、宇治の平等院へ。
今年は修復中で鳳凰堂も定朝の阿弥陀如来座像も見られませんが、平等院の建築の意図を知るには場を知るべし、ということで阿地池前で平等院に関する発表。その後、付属のミュージアムで鳳凰堂の上に飾られていた鳳凰像やかつて堂内の壁に設置されていた雲中供養菩薩群像を鑑賞。 宇治というとお茶の本場。宇治川を渡りながら抹茶ソフトクリームを楽しんだり。
仏像巡りの最後は蓮華法院(三十三間堂)。千手観音像と二十八部衆、風神雷神像が立ち並ぶ様子は壮観ですね。(写真は拝観前の予習光景)

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