ヒトと動物の関係をテーマにした「美学演習9」で、伊香保のグリーン牧場へ出かけました。大学からは車で1時間ほどです。
行楽地ではありますが、ヤギやウシ、ウサギなどを少し真剣に観察することもできます。
ウサギを抱かせてもらえるコーナーもあります。ところで、なぜ人間はウサギを抱きたがるのでしょう。またウサギにとってそれはどんな意味があるのでしょう。例えばそんなことを話し合います。またこの写真では子供の帽子にも動物がデザインされていますが、これもまた「ヒトと動物の関係」といえます。
呼び物となっている牧羊犬のショーでは、ヒト、イヌ、ヒツジという三つの種類によるコミュニケーションのあり方を見ることができます。それぞれの立場、行動の性質の違いをよく観察します。ちなみに牧羊犬には、声を使って羊を動かす犬と、目線で動かす犬がいるそうです。人間の使う言語とはまた違った、ニュアンスに富んだコミュニケーションの様子をじっくり観察しました。
こうして実地で観察し、話し合った内容を、教室に戻ってからの各自の発表に活かします。「動物はいつ『肉』になるのか」「『愛着』とは何か」「人と犬の関係の歴史」「『人間』の定義とは」といったテーマを議論していきます。
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