今年も西洋美術史実地研修1(博物館学実習)が始まりました。
4月始めに全体ガイダンスと事前学習を行い、第一回研修は連休に入る前に行ってからの研修初回です。今回は、午前中に渋谷のBunkamuraサ・ミュージアム、午後は丸の内の三菱一号館。
春らしい天気のなか、「春」を描いた画家ボッティチェリの展覧会から今年の研修は始まりました。
といっても、今回の展覧会は副題が「フィレンツェの富と美」ということで、こんな絵もありましたね。
フィレンツェの富の源泉となった当時の国際通貨フィオリーノ金貨の展示があったり、ルネサンスを支えたフィレンツェの富に焦点が当てられた展覧会ということで、事前学習では、ボッティチェリについてだけでなく、彼を支援したメディチ家についても下調べ。
皆の前での発表。緊張しますね。 |
午後は、東京駅のドームの下をくぐって、赤レンガの三菱一号館へ。
事前課題では、三菱一号館についても調べてもらいました。
三菱一号館は、元は明治27年、イギリスから来た建築家ジョサイア・コンドル設計の建物を近年、復元したもの。東京駅の設計者・辰野金吾は彼の弟子にあたります。
中庭の新緑もきれいです。 |
ここでは「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展 私の印象派」を見ました。
北フランスの海辺のリゾートを描いたブーダンの作品、マネやドガによる競馬の絵、スーラの《グランドジャッド島の休日》の習作など、小さいながら見ごたえのある作品も多く、みな熱心に作品に見入っていました。
今回はこの人に手ほどきを受けたナビ派の作品も見どころでした。それに合わせて収蔵作品の展示もありました。
ということで、事前学習ではナビ派とモーリス・ドニについて勉強。
記念撮影はBunkamuraの中庭で。 |
研修後には、展覧会で見た作品を一つ選んでレポート提出。
(博物館学実習の履修生は展示についてのレポートになります。)
さて、どの作品がきにいったでしょう。
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