2022年11月12日土曜日

群馬近美を見学しました

2022年度後期授業「西洋美術史実地研修2」では、11月12日(土)に群馬県立近代美術館を見学しました。
群馬県立近代美術館は、磯崎新による設計で1974年に開館しました。湯浅一郎や山口薫といった群馬ゆかりの作家たちの作品や日本の近現代美術、また西洋ではモネやルノワールの絵画、ピカソ《ゲルニカ》のタピスリーなどがコレクションされています。
今回は「理想の書物-英国19世紀挿絵本からプライヴェート・プレスの世界へ-」を見学しました。
ツグミが苺をついばむ「いちご泥棒」などのデザインで知られるウィリアム・モリス(1834-1896年)による、理想の美を追求した書物などが並びます。

19世紀後半の英国では、印刷機械によって書物が量産されるようになりますが、19世紀末には、小規模ながらも著作選びから紙、活字、装丁まですべてにこだわった「理想の書物」もつくられるようになりました。それが「プライヴェート・プレス運動」です。
作品鑑賞にあたり、松下由里学芸員による講演会に参加しました。 ご講演では、18世紀末から20世紀初頭までの英国の書物について詳しく解説していただきました。
講演後に展示を見ると、それらの書物がいかに貴重な作品であるかがよく分かりました。
見学にあたり、スタッフの方々にお世話になりました。
どうもありがとうございました。

群馬県立近代美術館ウェブページ https://mmag.pref.gunma.jp/

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