2023年4月25日火曜日

「芸術の現場から」 今年も始まりました。4月24日 高崎市立美術館館長 塚越潤先生にお越しいただきました

 今年も「芸術の現場から」の授業が始まりました。

ガイダンスを経て、最初のゲスト講師の先生は

高崎市立美術館館長 塚越潤先生です。


先生は高崎市立美術館、タワー美術館、山田かまち美術館と高崎市の
3館の美術館館長を兼任されています。

今回は最初のご講義にふさわしく、高崎及び群馬県内の美術館の全体像が
つかめるご講義をしてくださいました。

まずは美術館ってどんなところ?という疑問を投げかけながら、
高崎市立美術館の概要、そして高崎市という都市と美術との関係性、
高崎市のまちなかを盛り上げる高崎アートプロジェクトまでお話が発展しました。



もともと建築に携わり、一級建築士の資格もお持ちの塚越館長は
図面を引いたり、読み解くことがお得意で、今回のご講義でも美術館を俯瞰する図面や、
高崎市立美術館と県立美術館の大きさを比較するパースなども見せていただき、
美術館を訪れたことのない学生にもスケール感が分かるお話をたくさんしていただきました。
なんと美術館の企画展においてもそのスキルが様々なところで発揮されているということを知り、みんなびっくりしていました。

具体的に令和3年度の企画展の様子を振り返りながら、
各作品や作家さんの様子、また館長が日々館内を巡回し、
来館者の様子から展覧会の成功や反省点といった様子を振り返るという
お話も目からうろこでした。


まだまだ尽きないお話の最後に、まちづくりの結果、美術館が良くなるということや、様々な展示を行うことで、多くの方に作品に触れていただき、
美術館の敷居を下げ、美術ファンを増やしたいと熱く語られていました。

塚越館長の美術、そして美術館、高崎市の街づくりについての愛をたくさん感じることのできるご講義でした。

学生からも質問が投げかけられ、高崎市に訪れたことのある学生にはより理解が進み、
そうでない学生はまずは美術館に行ってみようと思うきっかけをいただけた本日でした。

塚越館長、ありがとうございました。


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