今年度の「芸術の現場から」第9回(12月17日)では、鹿児島を拠点として全国をツアーしているテント芝居の「
劇団どくんご」の演出家・俳優、どいのさんにお話を伺いました。
劇団どくんごは2010年から毎年本学でも公演をしているので(「芸術の現場へ3」の活動の一環として)、本学だけでなく地域にとっても馴染み深い存在になって来ました。今回は劇団の成り立ちや30年を超える活動の経緯などをお聞きしました。
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左がどいのさん。(今回は担当教員・武藤が聞き手役です) |
劇団どくんごは1983年に、埼玉大学と衛生短期大学の演劇研究会を母胎として旗揚げ。大学生による演劇活動が徐々に盛んになっていく年代です。すぐに学外に飛び出し、サーカス小屋のようなテントを運んで上演するスタイルを始めました。テント芝居といえば「黒テント」(佐藤信)、「紅テント」(唐十郎)などが有名ですが、そうした先輩たちの影響が大きかったそうです。
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どくんごの「犬小屋テント劇場」が円形広場に建ったところ |
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2014年の公演『OUF!』より |
屋外で上演する大変さを身をもって体験しながら、大道具・小道具から、共同生活のコツまで、演劇活動に必要なスキルを高めて行ったとのこと。エピソードを聞いているとなかなかキツそうですが、それを乗り越えてまでも演劇をやりたい、という熱をひしひしと感じました。
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2014年の公演『OUF!』より |
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2013年の公演『君の名は』より |
今後は海外公演もしてみたい、とおっしゃっていました。
来年は劇団のツアーはお休み。再来年からまた新しい形態でのツアーを考えているそうです。2016年の群馬公演@県女をお楽しみに。
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