花柳先生は、東京、京都で古典と創作の舞踊活動を行っていらっしゃいます。また、男性舞踊家集団「弧の会」のメンバーとしてもご活動なさっています。
今回のご講義では、日本舞踊の概要について教えていただきました。
日本舞踊には「舞・踊・振」の3要素があること、歌舞伎舞踊が基本となって日本舞踊が成立したことなどを学びました。
身体のわずかな構えや動きの違いによって性差や年齢差を表現できることを知り、同じ踊り手が子どもにも大人にも自由自在に踊り分けていく様に驚きをおぼえました。
「きまり首」の体験 |
映像を見せていただいたり、実演をしていただいたり、一緒に体験をさせていただいたりして、楽しく学ぶとともに、初めて気づいたことも多くありました。
『御柱祭』を見ながら |
「弧の会」の上演作品『御柱祭(おんばしら)』の映像も見せていただきました。
太鼓の轟きや神秘的な照明の中で、様々な流派のメンバーの方たちが勇ましく、そして優雅に躍動する光景に圧倒されるとともに、新たな古典を打ち出していく姿勢というものもまた伝わってきました。
「皆さんも、古典的な何かに立ち戻ってみてください」と語りかける花柳先生。
前進しようとするとき、また日常の何気ない暮らしの中でも、基本に立ち返ることの大切さを教えていただいたような気がします。
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2019年度「芸術の現場から」 2019年10月~2020年1月
火曜 16:20~17:50 群馬県立女子大学 2号館2階 CALL2号教室にて
スケジュールはこちらをご覧ください。
https://www.gpwu.ac.jp/dep/lit/art/schedule.html
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