小林先生は、資生堂の広告やディスプレイ、イベント、店舗などの制作をなさっています。立案から完成までのプロセスを総括、監督するとともに、ご自身もデザイナーとして実際のデザイン制作にも携わっていらっしゃいます。
今回のご講義では、資生堂の企業理念や歴史をふまえたうえで、ポスター、CMから各種イベント、海外向け商品まで多岐にわたる実例を何作も見せていただきながら、どのようなコンセプトで広告やディスプレイなどを制作していくのかについてお話をうかがいました。
インハウスのデザイナーの方たちが一字一字丁寧に描いた「資生堂書体」というフォントがあることを知り、文字ひとつにも美へのこだわりや工夫があることに驚きをおぼえました。
日頃自分たちが使っていたり、見ていたりする化粧品も登場して、身近な商品のデザインやそれらの広告がこれほどまでに考えられ、計算されているのかとはたまた驚き、また実感をもって学ぶことができました。
「デザインのすべてに理由がある」と語る小林先生。デザインの奥深さや職業に対する真摯な姿勢を教えていただきました。
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2019年度「芸術の現場から」 2019年10月~2020年1月
火曜 16:20~17:50 群馬県立女子大学 2号館2階 CALL2号教室にて
スケジュールはこちらをご覧ください。
https://www.gpwu.ac.jp/dep/lit/art/schedule.html
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