2020年1月16日木曜日

「芸術の現場から」(県民公開授業) 舞台俳優の五東由衣先生による御講義


リレー講座の第11回(2020.1.7)は、舞台俳優の五東由衣先生にお越しいただきました。


五東先生は、劇団四季で『キャッツ』ジェリーロラム・グリドルボーン、『李香蘭』李愛蓮、『オペラ座の怪人』クリスティーヌ、『アイーダ』アムネリス王女、『マンマミーア』ドナなど数多くの作品に出演。退団後はコンサート、ストレイトプレー、2.5次元ミュージカルなどに出演、2014年には、伊勢神宮外宮にて歌を奉音、「音の和」(音楽を使った高齢者介護予防支援の会)主催など、活動の幅を広げています。



御講義の前半には、幼少のころから大学時代まで、どのように過ごされ、デビューに至ったかなど、エピソードを交え話されました。なんでも夢中になる性格、4歳からピアを。武蔵野音楽大学器楽学科ピアノ専攻在籍中に、故マイケル・ジャクソンの初来日に合わせて制作されたPVにナレーションで参加、大御所の小林克也氏と共演したのが初仕事。




その後、早見優さん主演「SFX-OZ」(オズの魔法使い)宮本亜門さん演出の舞台などにも出演するように。元劇団四季に所属していたある女優さんのすすめで、四季のオーデションを受け合格、その後21年間の活動がスタートしました。




『オペラ座の怪人』『マンマミーア』『アイーダ』などのプロモーションビデオも見せていただきました。演出家は、絶対的な存在。『オペラ座の怪人』を例に、転び方を話されました。オペラ座の怪人と私しかいないシーンです。装置の間を縫って動き自分で自然に
転びながら低い位置にある仮面を照らすための照明に仮面がおさまるよう、お客様に仮面が正面に見えるよう、転んでいるのに、手は手首を立てている。とても不自然なのですが、誰も気がつかない。日常から解き放たれる瞬間を演じられたのは、人生の宝物。など演者しか語れない貴重な経験やロングラン上演中、疲れや慣れで、崩れないため日々チェックし、本番中でも稽古をしていたことなどもお話しいだきました。

終盤には、聴講生に向け今後の指針となるような言葉もいただきました。


最後は、五東先生が自ら作詞した歌『私のススメ』を熱唱!

盛りだくさんの御講義となりました。
五東先生、ありがとうございました。

0 件のコメント:

コメントを投稿