2014年6月19日木曜日

「昔のホームムービーを見る会」(仮)

今年の「芸術の現場へ3(コース1)」では、アーティストの宮本博史さんをお迎えして、ちょっと面白い映像系のプロジェクトを進めています。

むかし撮影したものの何十年も見ていない、あるいは機材が古くなってもう再生できなくなってしまった、そうして押入れの中に眠っている8mmフィルムやVHSテープなどを発掘し、地域のみんなで見てみよう、という企画です。


ホームムービーですから、映っているのはプライベートな内容なのですが、時間が経って見てみるとその「時代」のドキュメントとして非常に興味深いものです。懐かしい風景、懐かしい人、懐かしい建物などが意外と映っていたりして、地域の過去を知る楽しさもあります。

このプロジェクトは大阪や福岡などで実施されてきたのですが、県女のある玉村町でもやってみようということになりました。まずは本格的にスタートする前に、軽く町の方にお声掛けしてフィルムをすこし持ち寄って頂き、みんなで見てみました。




約35年前の結婚式の様子や、町を上空からヘリコプターで空撮した映像、昔の駄菓子屋さんの店内など、当時の文化や生活の様子がリアルに伝わって来ます。フィルムの質感だけでも非常にそそられるものがあります。


町の皆さんは「あっ○○さんの家」とか「○○さんが映ってる!」と、タイムカプセルのような懐かしい映像になかなかエキサイトされていました。いくら見ていても飽きません。


やはり実際に体験してみて、プロジェクトの面白さを実感しました。今後は宮本さんと一緒にホームムービーの募集(発掘)を本格的に展開し、年度内に正式な上映イベントを開催する計画です。ぜひご注目ください。

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