2014年6月9日月曜日

西洋美術史実地研修(H26年度) 第二回

先日、「西洋美術史実地研修1」の第二回研修を行いました。

午前中は国立西洋美術館で企画展「ジャック・カロ―リアリズムと奇想の劇場」


集合写真を撮影後、事前学習の発表。
ジャック・カロと銅版画の技法、国立西洋美術館の成立について調べてもらいました。

精緻な銅版画作品を会場備え付け、あるいは持参のルーペでみな、かなり熱心に鑑賞していました。

午後は渋谷に移って、Bunkamuraザ・ミュージアムで、午前中のモノクロームの銅版画の世界から一転して、こちら。





美女の横顔が印象的な「ミラノ・ポルディ・ペッツォーリ美術館 華麗なる貴族コレクション」
19世紀のイタリアの貴族が収集したコレクションを元にしたポルディ・ペッツォーリ美術館。

ルネサンスの肖像画の伝統と、中世から初期ルネサンス期の絵画技法について発表中。


甲冑やテキスタイル、時計やヴェネツィアガラス、そして中世から初期ルネサンスの宗教画とヴァラエティ豊かな展示作品を堪能。
会場の一部に、かつての美術館での展示風景を写した白黒写真を壁紙に使うなど、同時代の再現がされているところなど、日本で未だなじみのない海外の美術館施設の紹介を丁寧にした展覧会でした。
本授業は、学芸員資格の授業でもあるので、展示の工夫にも注目しての鑑賞になります。


次回は、梅雨時の実習になりますが、素敵な作品に出会えるといいですね!



0 件のコメント:

コメントを投稿