2022年7月5日火曜日

5月16日「芸術の現場から」 社交ダンス・インストラクター、ダンサー 村野みり先生

5月16日の「芸術の現場から」は、社交ダンス・インストラクター、ダンサーの村野みりさんにお越しいただきました。 村野みりさんは9歳から社交ダンスを始め、プロフェッショナル競技ダンスの現役選手として国内外の大会に出場すると同時に、ショーやミュージカル、CMなどへの、舞台の振付、そしてインストラクターとしても活躍されています。
男女がペアで踊る社交ダンスですが、テレビや漫画などで何となく知っているけど…という人が多いのではないでしょうか。村野さんは競技として行われる「競技ダンス」と、純粋な楽しみとしての社交ダンスの違いや、ワルツに代表される「スタンダード」、サンバなどの「ラテン」というジャンルの違いを、映像をまじえて説明してくださいました。
社交ダンスにはヨーロッパ、そして中南米のさまざまな地域の踊りのリズムが取り入れられ、ジャンル(種目)となっています。]特に中南米のリズムはさらにルーツをたどるとアフリカにもつながっていきます。このように、社交ダンスを通して世界のリズムの多様さ、そして文化や歴史の多様さへと視野が開かれていく、と村野さんは語ってくださいました。実際に受講生全員で、手拍子でリズムの体験もしてみました。
最後に、近年、村野さんが力を入れている活動として、新郎新婦がダンスを練習して結婚式で披露する「ファーストダンス」という文化もご紹介くださいました。単なるテクニックではなく、パートナーとの関わり方が何よりも重要なのが社交ダンスですが、経験がなくても二人で協力して前進していける楽しさが、映像からもよく伝わってきました。一人で踊るダンスとは違う、社交ダンス独特の魅力を感じることができました。 
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村野みりさんが主宰する「ファーストダンス・トーキョー」のウェブサイトはこちらです。
ぜひチェックしてみてください。

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