6月15日の「芸術の現場から」では、日本、アジアの若手作家を中心に育成、発掘、紹介を続けるミヅマアートギャラリー エグゼクティブ・ディレクターの三潴 末雄先生にお越しいただきました。
昨日まで海外に行ってらした先生
まずは一年生が多いということもあり、ギャラリーとはどういうところか?というお話をされました。ミヅマアートギャラリーのスケール感や千葉にある作品の倉庫について。これまで北京やシンガポールで展開してきた海外のギャラリー、現地でオープンした理由や、日本のみならず海外アーティストとの交流のお話など、多くのご経験を語ってくださいました。
そして、企画ギャラリーと貸しギャラリー、プライマリとセカンダリの違いについても言及されました。このことは、授業でもまだ扱っていなかったので、おそらく初めて知ることが多く、学生もギャラリーの仕組みを理解できたのではないでしょうか。アート作品を展示し、見せて、販売まで行うという一連の流れから、実にアートギャラリーでは多くの仕事をされていることが伺えます。
多くの聴講生がいました
次はアートフェアの出展のお話もいただきました。
アートバーゼル香港やアートドバイといった国際的にも一流のアートフェアに参加し、その意義を唱えてくださいました。世界中の富豪が集まるアートフェアは、ギャラリーにとってもチャレンジングではあるが、その分世界にアーティストの名を知ってもらうには、得られるものも多いとのことでした。しかし、このようなアートフェアは、「平和だからこそできる」と、昨今の世界情勢も踏まえながらお話してくださったのが、とても印象に残りました。
そして、聴講生も興味津々できいていたのがアートオークションのお話です。
ホットな話題として、バンクシーの作品や、レオナルド・ダ・ヴィンチの作品、日本人作家の小松美羽の作品など、何千万~何億とも根が跳ね上がるオークションの構造は、金銭感覚としては現実味がないくらい高額なものでしたが、そういった世界があるということと、アートの価値を考えさせられるものでした。
言葉の端々に名言がありました
三潴先生は、長年のご経験から、本講義でアートを学ぶ人たちに様々なメッセージをくださいました。「作品は、直接足で出かけて鑑賞する」、「Instagramはイメージに過ぎない」、「人が求めているものは、話題性のあるもの」、「アートの価値とは何なのか?千利休がかつて茶碗に価値を付けたように、価値を与えるものでもある」など。
あとからじっくりかみしめて考えたい言葉が多く貴重なお話ばかりでした。
これからも、多くのアーティストを発掘し、紹介し続けてください。
本日は、どうもありがとうございました。



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