田村先生は、本学文学部美学美術史学科の卒業生です。 今回の授業では、「出会いと学びのアートファーム -アートのまちづくりと八戸市美術館―」というタイトルでご所属の美術館とその活動についてご講義をしてくださいました。
同美術館は、八戸にゆかりのある作家たちの作品を多くコレクションしています。また、1950~1990年代に八戸の学校教育の現場で制作された「教育版画」の作品もあります。
八戸市立湊中学校養護学級生徒たちによる《星空をペガサスと牛がとんでいく》『虹の上をとぶ船総集編II』(1976年)は、ジブリ映画『魔女の宅急便』(宮﨑駿監督、1989年)の劇中画のモデルになっています。
美術館のコンセプトは以下になります。
種を蒔き、人を育み、100年後の八戸を創造する美術館
~出会いと学びのアートファーム~
たとえば、巨大な空間の「ジャイアントルーム」では、可動式の間仕切りや家具を動かして自由に活動スペースをつくることで、さまざまなイベントやプロジェクト活動などが行われています。 また、美術館活動に主体的に関わる市民「アートファーマー」たちがアートを通じてコミュニティを耕して育んでいます。
アートの学びを重視する美術館として、多様な専門の学校教員たちとの「学校連携プロジェクトチーム」によるプロジェクト展開も行っています。 市民や学校との連携プロジェクトにより、地域に新たな活動やつながりが生まれるようになり、美術館やその活動が地域の活性化へと繋がっているそうです。
最後に、在学生たちへ本学卒業生としてのメッセージがありました。
田村先生は、卒業後、希望していた民間企業に就職しましたが、やがて転機が訪れ、地元の八戸に戻り、学生時代に取得した資格を活かして学芸員として美術館に就職しました。
「これまでやってきたことは、すべて無駄ではなく、今は関係ないと思っていても思いがけないところでつながることがある」と語りかけました。
これから社会に出ていく学生たちにとって、先輩の言葉は大きな励みとなったようです。
田村先生、素敵なご講義をありがとうございました。
(参考)八戸市美術館ウェブサイト https://hachinohe-art-museum.jp/
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※ 昨年12月に八戸市で震度6強の地震が発生しました。
ご講義の数日後、6月25日に青森県で最大震度6強、八戸市では震度6弱の地震が発生し、現在も地震が続いています。謹んでお見舞い申し上げます。
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