佐藤先生は、本学文学部美学美術史学科の卒業生です。現在は今年4月新設の会社TBSグロウディアにご勤務なさり、その前のTBSテレビご所属時代から様々な展覧会の企画・運営に携わってこられました。
今回は、来年秋開催予定の「佐藤可士和展」(国立新美術館)を取り上げ、展覧会のつくり方についてお話してくださいました。クリエイティブディレクターの佐藤可士和さんは、国立新美術館のシンボルマークもデザインしています。
リアルタイムで制作中の展覧会のお話をうかがえる貴重な機会となりました。
ローマ教皇の来日に合わせて開催が発表されたばかりの「カラヴァッジョ《キリストの埋葬》展」(仮称、国立新美術館)についてもご紹介いただきました。
展覧会は、多種多様な業務を経て、また多くの人々の協力があって初めて開催されていくものだということがわかりました。学芸員とは異なる立場の方のお話をうかがえて、学生たちの展覧会に対する考え方も深まったようです。
「展覧会は愛情をかけないと成功しない」と語る佐藤さん。仕事は単なる業務の積み重ねではないとあらためて学びました。
来年開催予定の2つの展覧会を鑑賞するのが今から楽しみです。
「佐藤可士和展」特設サイト https://kashiwasato2020.com/
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2019年度「芸術の現場から」 2019年10月~2020年1月
火曜 16:20~17:50 群馬県立女子大学 2号館2階 CALL2号教室にて
スケジュールはこちらをご覧ください。
https://www.gpwu.ac.jp/dep/lit/art/schedule.html
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