リヒテンシュタインは、神聖ローマ皇帝カール6世の承認のもとで1719年に侯国(公国)として成立しました。今年は建国300年にあたります。今回の展覧会では、侯爵家の豊かな美術コレクションの一端を垣間見ることができました。第2回の研修で「ハプスブルク展」(国立西洋美術館)を見学していたこともあり、歴史的な背景もふまえながら作品を鑑賞しました。
全員が揃うのを待ちながら |
午後は六本木に移動して、「ブダペスト―ヨーロッパとハンガリーの美術400年」(国立新美術館)を見学しました。
展覧会のみどころで「16世紀ルネサンスから20世紀初頭のアヴァンギャルドの時代まで」とうたっているように、時代を追いながらじっくりと鑑賞できました。こちらもやはりハプスブルクつながりといえます。また、ハンガリー近代絵画を学ぶとてもよい機会にもなりました。
事前学習の発表風景 |
「ブダペスト展」入口付近にて |
国立新美術館では、「カルティエ展」も開催中でした。授業の見学コース自体には入っていませんでしたが、こちらも見学できたでしょうか。作品を鑑賞するばかりでなく、展示方法についても考えるよい機会となったはずです。
今年度の「西洋美術史実地研修2」は、これで最終回となります。今年度後期の授業では、ハプスブルク関連や印象主義の作品について理解を深めることができたのではないでしょうか。
さて、12月も後半となり、慌ただしくなってきました。寒い日が続いていますが、身体に気をつけて元気に過ごしましょう。
それでは、また来年。どうぞ良いお年をお迎えください。(fine)
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